sizukanasoraの日記

16歳です。ふと思った事を書こうと思います。ご一読いただければ光栄です。

静かで大きな声って。

 生きるっていうのは、きっと誰かと心を通わせること。

最近読んだ小説にそう書いてありました。自分一人じゃ生きるっていうのは実感できない。そう教えられました。

本当に本からは、色んな事を教えられるなあ。と、つくずく思います。

 

 古びたポスターが並ぶ駅のホーム。そこに、片方だけの手袋が落ちていたました。僕は、こういうのを見るとつい考えてしまいます。

僕は思う。物っていうのは、切ないものなんだなと。ついさっきまで、持ち主の手を寒さから守っていた手袋。手を温め、逆に温めてもらっていたはずなのに、今はもう温めるはずだった人も、温めてくれていた人も、もうそばにはいない。持ち主は、家に帰り手袋が無くなっているという事にきずくだろうか、気がついて自分の通った道、場所をもう一度訪れて行方不明の手袋を探すだろうか。それか、もうずっと気がつかないままなのだろうか。

もう一度手袋に目をやる。僕は、また思う。人もこんな物なのだろうか、と。誰にもきずかれず、誰にも必要とされず、気がつけば自分も自分自身じゃ無くなってくる。こんな時どうすればいいのでしょうか。苦しくて、悲しくて、なのに誰も気がついてくれない。……自分に、責任があるのなんて分かってる。そんなに辛いなら、苦しいなら、言えばいいじゃないか!そのために、貴方には声があり言語があるんじゃないのか。…そんな事分かってるよ。

 

 静かで大きな声ってなんなんでしょうか。僕は、それにピリオドを打つものなんだと思います。そして、始まりを知らせる声・終わりを知らせる声、なんだとも思います。………答えに困るっていうのはこういうものなんですね。

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました! なんか文がまとまって無くてすいません…。