もし、明日
皆と同じように生きて、皆と同じように行動して、皆と同じように死を迎える。
人とは違う生活を、自分が憧れている生活を送りたいと思うけれど。それは、予想以上に難しくて。
あの人が掲げているのは理想で、僕が掲げているのは現実なのだろうか。
自分は正しいと心は泣くようにいうけれど
何も見出せなくて、自分の手の平を見つめると、それこそ、何もなくて。
それなのに、僕の手の平は血で染まっているように黒く、汚れていて。
だから、たまに思う。
生きるとは何なのか、愛とは何なのか、悲しみとは──何なのか。
その答えが分かるなら、僕は街の冷たい風に吹かれながら、色あせていってもいい。
いったいこの気持ちは・・・どこから・・・どこからくるのだろうか。
自分は自分らしく生きようとするならば、孤独さえ恐れてはいけないよね。
自分は自分らしく生きようとするならば、悲しみにさえ涙は流せないよね。
小さな愛さえ、心に響かないなら、独りで生きてもストレスさえ、感じないよね。
人は心さえ虚しくて、悲しみの存在を大きく感じてしまうものさ。
悲しみによって優しさが育まれるのなら
悲しみにさえ、感謝しなければ。
こんな文章も、書くのが今日で最後になったとするならば。
僕は全ての事に感謝するんだろうね。
だから
生きている今の間にできるだけいっぱい
感謝するんだ
たとえそれがどんなに辛くても